【ご質問】
昨年、母が亡くなりました。
相続人は、子供である私と弟です。
相続財産として、自宅の土地・家屋・株・預貯金があり、相続税がかかるようです。
相続税の申告手続きとして、まず何をどうすれば良いのかわかりません。
自分でできることは自分で手続きを進めたいと考えており、自分では難しいと思った段階で税理士さんに相続税の申告手続きをお願いしたいと考えています。
【税理士長嶋の回答】
まずは、相続財産の全体像を把握してみることが必要です。
その後、個別の相続財産の評価という問題に入っていき、相続税の優遇制度(小規模宅地の特例など)の検討をすることになります。
【相続財産の全体像を把握することが必要】
まず、相続財産の全体像を把握することが必要です。
現段階で相続財産として把握しているもの以外に相続財産があるのか・ないのか、の確認です。
個別の相続財産の評価を完璧に行ったとしても、相続財産そのものが漏れていれば何の意味もありません。
【相続財産の把握をするには?】
相続財産の把握をするには、次のような手順が一般的です。
(1)土地・建物などの不動産
市区町村の役場で、固定資産税の評価証明書を取得することが最も簡単です。
(2)株
証券会社から、お母様が亡くなられた日の残高証明を取得するのが良いでしょう。
現段階では把握できていない端株や投資信託などがあるかもしれません。
(3)預貯金
銀行や郵便局から、お母様が亡くなられた日の残高証明を取得するのが良いでしょう。
現段階では把握できていない預金(お孫さんのために積み立てていた口座)などがあるかもしれません。
【相続税申告Q&A参考ブログ】
・相続税の申告手続きは弁護士さんに頼むのでしょうか?( 2012.04.11)